浮気する男とか、妻や同棲相手とセックスしなくなる男とかに共通しているのはその女には飽きたという面です。
構造的にはこの飽きるメカニズムはいくつかの段階であるのですが、それについて考えてみましょう。
たとえば、アダルトビデオについて考えてみましょう。
男性用の商品のラインナップは毎年何千という作品が発表されています。
これはオスは種付けできるなら、毎日でも、一日何人かでも可能なわけです。
数を残すほど、自分の遺伝子が残っていきますから、相手はいくらいてもいいわけです。
そのため、お気に入りのAV女優がいたとしても、それ以外の女優さんでも同時に何枚でも借りれるわけです。
現実の世界で、セックスし放題であっても、時間的制約やそもそも生身の人間相手にそこまで射精し続けられないので、その数には限りがあるわけですが、欲望だけならそれくらいあるわけです。
お気に入りの女優がいるなら、その娘だけでいいはずなのにそうでないのはそこに「飽きる」という要素があるからです。
飽きさせないセックスをするというのは、男の心をつなぎとめるのに有効なのですが、そこでセックスの技術を磨いてしまうと、次の男や別の男と結婚したときに、喜びは与えられますが、同時に自分のオスとしての格を底辺にたたき落とされるので、DV、浮気、離婚などを喰らうことになってしまいます。
なので、飽きさせないセックスは結婚した後に磨くべきなんですよね。
また、付き合った後や結婚した後に、他の男とかかわるのは浮気だと考えて、他の男を避けているとそれだけ成長のスピードは遅くなりますから、飽きられやすくなります。
まして、セックスまでしてしまっていると、もう謎の部分も、新しい発見もなくなるので、飽きることは加速されてしまうわけです。
追加されるのは、男が他の女にちょっかいを出して、それに切れてヒステリーを起こす態度だけであり、それはさらに心を離れさせます。
また、男の方も、浮気や風俗などで他の女とセックスしていると、当然、それは元のセックスパートナーとは全然違う感触なわけです。
その違いが大きいが故に、パートナーの中で起こっている変化に気付かないのです。
毎日、同じようなセックスをしていたとしても、一日一日、その反応性は違うわけですが、その違いに気付かなくなるんですね。
すると、ますます興味がなくなってくるわけです。
同じ女に飽きて、他の女に興味が向くのが恋愛テンプレ脳です。
一方、恋愛モンスターは、元々他の女がたくさんいます。
ただどの女ともセックスしていないだけです。
いつまで経ってもその全貌を明らかに出来ないので、興味を持ち続けることが出来ます。
さらには、セックスしないことが決まっているが故に、どこまでも心をオープンに出来るので、セックスすること以外ではどこまでも深い関係になれます。
じゃあ、セックスはどうするのか?というと、それは結婚すれば良いんですよ。
そこでお互いに恋愛モンスターでいられるなら、例えセックスしていても、そのセックスの奥深さは味わえるし、外に向かう意識が継続するので、いつまでも興味深い相手でいられるわけです。