最近、気に入って見ているドラマで、あぁ、そうかという流れがあったので、紹介しておきます。
どんな作品でもそうですが、視聴者は集中して、かつ高い理解力を持って見てくれるわけではありません。
そのため、特に初回では状況を理解してもらうために重要なプロットは繰り返されます。
光る君へでは、藤原の次男が乱暴であることを。
最愛では、主演の2人が相思相愛であることを何度も表現させ、ダメ押しで好きだと告白させています。
しかし、制作側としては、本当はそれはしたくないわけです。
状況をセリフで説明させるのは。
最愛はその設定を最初に刷り込んだので、その後はそんなセリフはもう出てきません。
演技に中で、心の中の想いを表現させていくわけで、そこがキュンキュンさせて、当時女子に人気があったのでしょう。
これが演技の中でわからせる方法です。
しかも、実質的な主人公の松下洸平くんはそれすらも感じさせない薄い演技で、それを表現するわけです。
ワンピースの作者はルフィーの気持ちは描かないようにしているそうです。悔しいシチュエーションも、過酷なシチュエーションもありますが、いつも素っ気ない態度をルフィーに取らせますが、大事なところでは、そういう思いを爆発させて戦わせます。
これらがストーリーでわからせる手法です。
こういうはずだと、視聴者に類推させるわけです。
素っ気ない態度で逆に共感性を高めるわけです。
もう一つは宮崎アニメみたいに絵でわからせるという手法もあります。
魔女の宅急便で、先輩魔法使いが降りて行った街はフランスのムーラン・ルージュというピンク街で彼女が過酷な環境で働いていることを絵で示しましたが、セリフではそんなことは一切匂わせませんでした。わかる人にはわかるという表現を宮崎駿は好んでやるわけです。
さて、関係ないようでいて、クラブでは本題について説明していきます。これがわかっていると、自分がどうしたらいいか、上司がどうしたらいいか、どうしている人が人を活かしているのかがわかるはずです。
続きはクラブで