好きな人と結婚してそれが幸せというのなら、世の中の夫婦はもっと楽しそうなわけです。
恋愛テンプレ脳的には、互いに好きというのは非常に稀なため、それは最高な状況だという設定なのですが、現実的に互いに好きというのは表面的に好きなだけであって、実際に付き合ってみるとすぐ駄目になるれんモスSのパターンがほとんどです。
結局、見た目や雰囲気だけで好きであると、独占したいと思っているだけであり、様々な覚悟や互いの理解がないからそうなるわけです。
恋愛テンプレ脳的にこれが理想的なんですよね?
好きな人が私のことを好きであって欲しい。
この理想的な状況がこれですから、そうでなかったら、そりゃ、2ヶ月や半年で別れるはずです。
相手のことを装備品のように好きになるこのスタイルでは上手くいかないのはわかるはずです。
さらに、じゃあ、恋愛テンプレ脳はそういう相手と結婚しているのかというとそうでもないわけです。
自分の市場価値と自己評価が落ちていっているわけだからそんな相手と結婚できるわけがありません。
そうなると、じゃあ、何が大切なのかとなるわけです。
すると、まず、二人で居て楽しくないといけないわけです。
楽しくなるためには、互いのことをわかっていないとぼけもつっこみも適切にはできないわけです。
わかり合うためには、それ相応の時間が必要です。
結婚相手は一人だけなので、別に結婚のことを考えて、相手を探したり、決めたりする必要はありません。
それに結婚相手は半分以上が生活なので、そりゃ、楽しいこともありますが、子供が出来てからは毎日が戦争状態です。
れんモスのような相手ならいいですが、恋愛テンプレ脳的に結婚していたら、そりゃ、愛も冷めるよねとなるわけです。
そうかんがえると、別段結婚している状態が二人にとってベストとも限らないわけです。
ベストな相手は必然的に現れますが、それは、その生活を互いに支えていく上で必要な要件を持っているという意味でベストなのであって、恋愛とかそういう話とも別なんですよね。
男性が意外と好きな人ととの結婚にこだわっていないのはそういう面もあります。
楽しいことだけを考えたら、生活の要素はなくてもいいわけです。
そう考えると、相手に恋人や配偶者がいても、恋人ならそのうち別れるし、結婚したとしても、ご苦労さん、生活頑張ってね。
となるので、相手を独占したいとも思わないわけです。
むしろ、いろいろ活動して面白い話を拾ってきて欲しいので、他の男と遊んでいてもそれも気にならなくなります。
他の男の話が出来る関係と出来ない関係では出来る関係の方が相手のことを理解できるので有利だからです。なので、他の男がいても気にならないわけです。
すると、今まで恋愛感情と思っていたものがただの独占欲に過ぎず、本当に求めるべきものは互いに理解しあって、一緒に居て落ち着ける関係性であるということが見えてきます。
付き合える付き合えないが成否ではなくて、そういう関係になれるかどうかが成否の判断基準になってくるわけです。
とはいえ、好みの相手というか、相性が良さそうな相手みたいなものはゆるやかに存在するので、それが恋愛感情かと言われると、なんか違うなぁと感じるわけです。