明智光秀があっという間に没落したように、格上を倒したから、そっちが強いとはならないわけです。
特に相手が相手のコミュニティーでトップであるほどそれは難しくなります。
一対一の戦いに勝てても、実際は一対多だからです。
で、これを実際の場で考えてみましょう。
女性が出会うのは、逆ツーマンセルや街コン、婚活パーティーで男同士が競合した時です。
オスの格というのは、資産、地位、名誉、学歴などで決まりますが、それ以外に生き様や生き方も影響してきます。easy roadを走ってきたか、修羅場を潜り抜けてきたかでもオス同士でのリスペクト度は変わってきますから、実際の格が年齢と逆転していることもあります。
そういう時、本質的に格下の方が、カタログスペックが高いというだけで相手をディスっている時があります。年上が年下をディスっているので、偉そうにしているだけのようにも見えますが、むしろ、ビビっているのは年上の方なわけです。
怒っている人が自分が悪いと潜在的に自覚しているが故に怒っているように、ディスっている人は自分が格下だと潜在的に自覚しているから、それを否定したくて、現実逃避で格上をディスっているわけです。これは男同士の飲み会での上司批判も同じ構造です。
もし、自分が圧倒的なスキルや業務内容で上司をぶち抜くくらいの実力があるなら、今頃、転職しているでしょう。上司の文句を言いつつも、それをぶち抜いていく力もないから不満を言っているわけです。
ディスリというのは敗北宣言であり、一番強い返しは相手にしない、無視することです。それが一番相手にダメージを与える方法です。
相手のディスりを認めて、相手を称賛する。
誉め殺しで、流石っすと返す方法もありますが、ディスりにピクリとも動かないのが最強の証です。
ポイントはそういうディスりを意に介さない態度をとった人が何に対して自信を持っているかです。掘り下げるべき1番の秘密はそこにあります。