女性は上書き保存であり、たったひとりの自分を愛して守ってくれる男性が欲しいわけです。恋人として、結婚相手として。
しかし、男はできるだけ種付けできれば良くて、それはかつては子作りでしたが、避妊の方法が確立されたため、物取り合戦のようになっています。そのため、一度取った獲物は放置して、次に行く性質があるわけです。
その使い捨てを避けようというのが、ガチガード娘。ですが、穴蔵にこもっているだけなので攻められる確率をさらに落とすだけでジリ貧になります。
年齢を重ねると、こもっている間に狩人が周囲に全くいなくなるイメージです。
さて、結婚の可能性を残しながら、男から大事にされるために必要なたった一つのことを一言でいうと、
オスの格争いに巻き込んでおくということです。
かぐや姫(輝夜姫)を思い出してみましょう。
一人の女を巡って、争っているとき、男たちは全力で外で狩りをしていましたよね。
将来、たった一人の女性を守るために。
付き合ってしまったあとに、尽くされることを求めて、こちらが尽くしても、それを引き出す力学は働かないわけです。
目の前の男の気を引くために他の男の存在は隠しておこうではなくて、むしろ、オープンにできるくらい安心な存在ですよとアピールしておけばいいわけです。
すると、男はその相手の男が狙っているんじゃないのかと勝手に邪推して、それに負けないように振る舞うモードに入ります。
たとえば、おごることにも二つの価値が生まれるわけです。相手の女性の気を引くのと、他の男に勝つためという二つの意味です。
具体的には予定をバッティングさせて、友だちとどこどこに行くと表現します。
すると、男か女か探りを入れてきますから、普通に楽しく遊んでいるだけの友だちとアピールしておくわけです。
大事なのは、勝てないと思わせないことです。かといって、こちらも誰かにフルコミットしているわけではないアピールも重要です。
恋愛テンプレ脳が、お手てつないでラブラビアピールしているのは、もはや、地獄絵図なわけです。そこに二人の将来が約束されていないだけでなく、むしろ、破局の可能性の方が高いからです。崖から落ちそうになっている蜘蛛の糸に捕まっているような状態ということです。