人はなぜお酒を飲むと思いますか?
一つは圧倒的な中毒性です。身体依存、精神依存を引き起こし、覚醒剤やコカインよりも強い依存性を引き出します。
よくOLが仕事帰りにフルーツ味の酎ハイとか飲むようですが、2缶飲むだけで普通にアルコール中毒になるくらいの量になります。
また、アルコールは全身のビタミンを消費します。ビタミンはDNA合成など組織が再生するときに必要な補酵素ですから、修復能力が落ちることになります。
女性の場合だと、肌荒れやシミの大きな原因になります。
もう一つの理由は警戒心が落ちるからです。
こっちを攻撃しないと判断した相手と酒を酌み交わす。そうすることで、警戒心は一層解かれ、その状態の安心感に酔いしれるわけです。気が緩んでいるので、ビジネス上の秘密を聞き出せる可能性が上がるというのも裏の意味としてはあります。また、その意味で本性を出させるという意味もあるでしょう。
さて、男女の関係においては、この警戒心を落とすというのが、最大の目的となっています。警戒心、判断力が落ちており、警戒しなくて良いと感じる状態が心地よいと感じているところにセクトラをしても、その認知力は落ちており、ブロックされる確率も落ちるわけです。また、男性側も、シラフだと攻められないけど、認知も判断力も落ちているので、無理めだと感じている相手にも告白したり、セクトラできるわけです。
ここで勘違いしてはいけないのは、その相手と酒を飲むと楽しいのはなくて、酒に飲まれて高揚感に包まれているから低い刺激でも楽しいと感じているとだけということです。警戒心がある状態ではくそつまらないセリフに、判断力が落ちているので、楽しいと間違って評価してしまっているわけです。
実際、酔いが覚めると、なんであんなことに楽しいと感じていたんだろうというのはよく感じると思います。
また、オスマウス5匹にアルコールを飲ませて一晩置いておくとどうなると思いますか?朝方には1匹になっています。残りの4匹は皆殺しです。攻撃に歯止めがかからない状態になっているわけです。
マウスは相手の股の匂いをかいで、オスなら攻撃、メスなら交尾をしようとします。
その回路に歯止めがかからなくなっているということです。
さて、本題です。
ブログのオフ会は酒なしですが初参加でもいきなり楽しいのは、まさに警戒心が低くなっているからです。価値観が近いことがわかっているので、ありかなしか、テンプレかどうかといった警戒をしなくて済むからです。
また、相手が恋愛テンプレ脳であっても、こちらがオープンに接していれば、相手の警戒心も解かれてきて、段々と楽しくなってきます。酒が入っていないその状態が楽しいことが最終目標なのと、そもそも酒が入っている状態で、自分の最高のパフォーマンスが出せますか?絶対ムリなわけです。歯止めが効かなくなって、普段見せない姿やテンションで盛り上がれるかもしれませんが、それって、普段の姿ではないわけです。今後も常に酒を飲んだ状態で接するんですかね?
なれたら普段もそんな姿を見せるんですかね?
判断力が落ちて、羞恥心も落ちた姿を。
自分の出せる最高パフォーマンスは飲んでない状態じゃないと無理なわけです。
酔っていては、会話の引き出し全てにアプローチできませんよね?
また、逆に言うと、酔って無い状態でできる会話が自分の最高パフォーマンスなんですよ。
酒を飲みたがる相手というのは、ある意味、自分のパフォーマンスに自信がない人という見方もできます。
そういう酔って無い状態で引き出せた自分の最高パフォーマンスの積み上げによって、さらに自分のパフォーマンスが上がるわけです。自分の魅力を上げるというのはそういうことです。そのことによって、より魅力的な相手を引き付けることができるわけです。