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離婚のあるべき姿

離婚の理由はいろいろです。モラハラ、DV、ギャンブル、浮気、借金、仕事しない、犯罪、過度なヒステリーなど。

 

よくよく話を聞けば、結婚前にその理由の兆候はあったことが多いです。でも、条件の方がよくて、見て見ぬふりをしていたということがほとんどです。

 

逆に言うと、条件が良ければよいほど、何か見落としていないかをよく感じ取ることです。

大したことないだろと考えないことです。

 

最悪の状況を想定して、最悪の状況に耐えられるのか慣れておく必要があります。

 

結婚前は幻想をぶつけ合うことが多く、だからこそ、マリッジブルーになったりもするわけです。理想と現実のギャップ、過去と未来の生活のギャップがあるからです。

 

でも、それは良くないことではなくて、良いことでもあるわけです。

 

ほとんどの人は自分の姿をよく見せようと振る舞います。結婚前は相手の幻想に合わせていい子ぶるわけです。しかし、実際に結婚してみると、結婚したら、家事を手伝う、仕事を頑張るとか口で言っていても、実際は想定より遥かに下のパフォーマンスしか見せないでしょう。結婚したいと思っているは全部詐欺と同じ構造です。

 

右肩上がりの結婚生活は、結婚前を最低の状況にしておく必要があるわけです。

膿は最初に出しておけ。

スクラップアンドビルドしておけということです。

 

やりたいことは我慢するべきでないし、ヒステリーは抑えてはいけないということです。

覚悟を決めておけということです。

 

 

さて、離婚は大抵の場合、その問題の振れ幅が大きくなって、決定的になります。

結婚前にその振れ幅を小さく見積もりすぎていたからそうなるわけです。

 

相手は何も変わってないわけです。

ただ、その振れ幅を小さく見積もっていただけ。

現実逃避で、結婚したいという自分の欲に負けて、見て見ぬふりをしていただけ。

 

最初から決まっていた離婚がその時決まっただけです。

 

そしたら、結婚したいという欲を叶えてくれたわけですから、感謝でしょう。

ついでにもともとの問題に加えて、他にもいろいろあったでしょう。

 

それを体験できたわけですから。

 

人を見る目がなかったのではなくて、見ていなかったし、見せていなかっただけです。

なので、結婚前には妥協することなく、真正面から自分の全部をぶつけておくことです。