職場でも、サークルなどの仲間でも、不思議なことにどんなに心地よくても、その関係、その状態は10年前後で解消されます。
本人の転職、異動、転勤だけでなく、コアメンバーの離脱、病気、引退などでチームは解散したり、自然消滅してしまいます。
状態の良いチームでも数年から十二、三年でなくなってしまうわけです。
そう考えると、コミュ力があり、社交的で、かつ、若い人と絡める好奇心があったとしても、一生で属することのできる心地よいチームは5もないということです。
裁量権を持てるとなると、新卒などのファーストステップの次の段階ですから、大体、30代、40代、50代くらいの3回程度と考えた方がいいです。普通の人は65歳で引退することが多いので、60代は余程のやる気がないと立ち上げから始めたりはしないでしょう。
一般的には、35歳に転職できるかどうかの壁があって、社内人事では35歳は将来性がほぼ確定している年齢です。ですが、所属するチームという観点で見ると、そこが最初のトライアルであり、その後、2回チャンスがあるし、逆にその最初のチームに乗り続けるのも無理ということです。
これを読んでいる人の多くは最初の船に乗ったかどうかくらいだと思いますが、二つ目や三つ目の船に乗っている人もいるでしょう。
自分の才覚を伸ばすことも大事なのですが、どの船に乗るかも大事です。というのは、そこでの働き甲斐や経験が知らず知らずのうちに自分自身に溶け込んで、その後の考え方や立ち回り方に影響するからです。
どうやって、チームを選んだらいいのか、それについてクラブで考えて行きます。
続きはクラブで