種の保存を考えると、子孫を残す行動様式を取る生物が生き残っていきます。
つまり、子供を作っても、ほったらかしにする生物はいずれ滅びます。
とはいえ、オスの格争いから、他のオスの仔を殺す習性が、ライオン、猫、マウスなどには備わっています。それだけ保存された行動様式なので、人にもその片鱗くらいは残っていてもおかしくありません。
そのカウンターパートとして、メス側に仔を守り、育てる強い本能があるわけです。マウスだと、他の母親の仔であっても、一緒に育てているように見えるし、赤ん坊を脱した後に育児放棄をするようなメスはいません。
また、仔に色がつき始めると、オスも子殺しはもうしなくなります。
そう考えると、子供に対するDVは人間特有の行動様式なのかもしれません。
オス同士を一緒に飼っていると、喧嘩します。5匹いると、1匹だけ無傷なことはよくあります。それとモテ度はまた別なのでしょうが、オスとメスを混ぜていた場合、オスはメスに対して攻撃することはなく、やはりオスを攻撃します。そもそもメスがいたら交尾しようとしますからね。
よって、異性に対する攻撃というのは、生物に備わった本能的特性というより、ある種病的な状態であることが推測できるわけです。
配偶者への攻撃というと、レアですが、ローブビートル で見られるそうです。
でも、それはメスが他のオスと交尾するのを防ぐためのようです。
人の場合、一夫一妻性が本能に刷り込まれているわけでないので、社会の安定のために決まっているだけであり、一夫多妻制なら執着している妻でない限り、わざわざ攻撃する必要もないでしょう。
病的とはいえ、本能由来の深層心理メカニズムが背景にあるはずなので、オスとしての格を認めてもらえないことへの反発という見方が自然であり、解決の糸口はそこにしかありません。
女性が上にしろ、下にしろ、自分の格に合わないことへの反発とすると、オスの鬱憤の吐口がDVに限らず、モラハラ、浮気になることがあるのも頷けます。
女性のヒステリーも、あれをそのまま男性がすれば、相当なモラハラDVなので、承認欲求も含めた自分の存在意義への危機感からくると考えるのが自然です、
そう考えると、どういう最適化がDVを防ぎうるのかが理論的に考えることができます。
それをクラブで考えていきます。
続きはクラブで