もう少しピンポイントで考えてみます。
昨日の1)とか4)とか、3)の結婚前の状況です。
恋愛感情のことを気にしていますが、恋愛感情の本質は期待と不安のポジティブスパイラルです。
たとえば、ブランコみたいなものです。
高い位置にいれば、期待が上がっていて、止まっている状態が不安な状態と考えればわかります。
ブランコをこいで高いところに行くときが一番楽しいですよね。あれが恋愛感情の楽しさの本質です。
- 彼も私のこと好きかも。
- 彼とキスしちゃった、この先どうなるんだろう。
- 彼は私のこと大事にしてくれるのかなぁ。
- 彼とセックスして愛し合うようになるのかも。
- 彼が私のことをずっと愛してくれるかも。
- 彼と結婚できるかも。
こういう期待に対して、やっぱり違うかもというブランコの揺り戻しの恐怖が不安です。
あぁ、でも、やっぱり、彼は私のこと好きだったぁという安心感が背中を空に向けて上に上がるときの安心感に似ていますよね。
そして、そこから不安を一気に飛ばして、最高潮の快感を得ます。
しかし、付き合ってしまうと、つまり、セックスしてしまうと、男側はとりあえず、欲しいものは手に入ったので、あとは女がヒスらずに都合良くセックスできればよしという状態になります。
セックスするために多少無理して口説いたり、いろいろやってあげていたわけであって、それが達成したら、それらのサービスは劣化します。確実に劣化します。絶対劣化します。
女性側にとってはそこから不安のスパイラルが始まるわけです。
なにせ一番大事なカードを相手に渡してしまっているわけですから、これから弱い札でひたすら勝負しないといけない状態に追い込まれています。
- 私は遊びだったのかしら。
- セックスする前の何でもこちらの都合に合わせてくれていた彼はどこにいったの?
- 私を捨てて、あの女のところに行くつもりかしら?
- 私はセックスためだけに存在しているの?
- 私たちの記念日を彼が覚えてくれていない!
といったようにブランコをこごうと思えるような、モチベーションを上げてくれることがなくなってくるんです。
そうなると、今度は自分の懸念を証明するような証拠探しが自然に始まってしまいます。
彼の態度が上向きじゃないわけですから、そりゃ、下がる方向ものばかり見つかりますよね。