証券会社や不動産会社など新人社員に営業成績を競争させる方式の会社は長くても3~5年で転職してことがほとんどです。成績の良い人ももっと大きな物件を扱えるM&Aの会社に転職していき、そこそこの成績があった人が社内に残って出世を目指すというスタイルに落ち着いていくのでしょう。
言うことを何でも聞く社畜だけが残るので、経営もやりやすいと考えるのかもしれませんが、指示待ち、指示従い人間ばかりになるので、生産性は落ちてしまうわけです。
そこを若い新人を使い捨てすることで補っていっています。売上の半分をそういった新人があげてくるので、何も知らない熱意に対する好意感を引き込んで売り込むという戦術です。
本当の儲け話は、信頼できるwin-winの関係の人にしか教えませんから、売りになるのが、若さとそれベースの将来性になるわけです。手を付けられていないので、その新人の太客になりやすいというのもあるのかもしれません。その新人が持っている旨味のある話を先に持ってきてくれるのを期待できるという意味です。
とはいえ、数年で辞めていく人がほとんどで、聞けばストレスフルだというような職場なわけです。
さて、あるべき職場の状態とはどういう状態でしょうか?
飲みに行きたいと誰かがいえば、俺も俺もとみんなが集ってくるような職場でしょう。
上司が来ると言えば、来てくれるんですか!と喜ばれるような職場です。
家でホームパーティーをすると言えば、ぎゅうぎゅうになるまでみんなが押しかけてくるような職場です。
これは自分がアメリカで働いていたときの職場でした。
同僚がヨーロッパで働いていたときも、同じような感じだったみたいです。
翻って、日本の職場はどうでしょうか?
ほとんどの人はそうではないというでしょう。
では、一体どうしたら、そういう職場は作れるのでしょうか?
仕事が楽しければ、生産性は上がるし、離職者も減ります。離職者が減ると練度が上がるので、さらに生産性も上がります。
経営者や、リーダーが制度設計すればいい話なのか、平社員でもできることがあるのか、それについてクラブで考えていきます。
続きはクラブで。