なぜ、ヒロインは犯されないのかでもいいです。
たまに元カレや元夫みたいな人も出てきますが、それはその上での心の動きにフォーカスした映画の場合です。メインの軸がそこにない限り、ヒロインは主人公以外とはセックスしていません。
清純派AV女優という意味不明のジャンルも訴えかけているところは同じです。
アイドルの存在意義も同じでしょう。
もし、他の男とセックスしていると、ヒロインはヒロインではなくなるわけです。
最初に挙げた例でも、ヒロイン以外にヒロインっぽいキャラは排除されているはずです。
そうしないと、処女と思しき脇役に目が行ってしまうからです。
じゃあ、なぜ、そうするのかというと、男の幻想がそこで維持されるからです。
逆に言うと、それがないと男の幻想は砕かれ、関心と集中力を引けないからです。
要するに、ずっと作品を見続ける気が失せるわけです。
他の男とセックスしていないというストーリーがないと、男の注意は引き続けられないということです。
男はセックスできるなら誰でもいいと言いますが、セックスし続けるにはそのストーリーがないと興味を持ち続けられないわけです。
ヤリマンの女の子が言っていたのは、日本のワンナイト男は2回目のセックスをしてくれないといいます。
また、20代でいろいろやりまくっていた女の子の彼氏はすぐレスになってるといいます。
それはセックスしながらも、相手の女性の反応は全部自分が積み上げてきたものというストーリーがあるから、煩悩が昇華していくわけです。
ヤリチンが求めているのは、事故的に発生するセックスでやり捨て前提で女を不幸にする攻撃的なセックスに興奮しているだけです。
そのため、中学生のときからパチンコで80万くらい稼いでやりまくっていたDQNの子が言っていたのは、30代ですでに勃たなくなっているといいます。それはセックスの相手が固定化してきているけど、そこにストーリーがないためです。煩悩の力を召喚できていないわけです。
クラブでは以前取り上げた作品を再度この視点で見直していきます。
続きはクラブで