20代のうちは、金融商品の投資より自分に投資しろといろんな人がいいますが、じゃあ、何に投資して、何がネックになるのかについて考えていきます。
いくつかのルールがあります。
- 今やらなければ、将来もやることはない。
- 机上の空論よりも実際に手を動かした方が何倍も身につく。
- そもそもやってみないと何がトラブルや参入障壁になっているかはわからない。
- 人は10年経ったら飽きて他のことがしたくなる。
- どんな業界でも、人並み以上の努力の上に付けた実力がないとそもそも芽が出ない。
- 20代で身についたことだけが40代、50代で力を発揮する。
- 特に働き出した最初の2年の働き方がその後の働き方の姿勢を決める。
専門学校や大学や大学院に行ったり、外国語やプログラミング、士業の勉強をしたり、起業したらいいとはいいますが、中長期的なメリットデメリットはしっかり理解しておいた方がいいです。
大学の役割はシグナリングです。あくまで他人に雇われるときにそこで判断されるわけですが、その前に年齢チェックがあるので、一浪以下でないと、ストレートには評価されず、プラスアルファが求められます。それは学部以外の専門性だったり、就業経験だったり、コミュニケーション力だったりです。また、シグナリングになる程度の偏差値は必要なので、Fランにただいくだけなら、むしろ、起業体験の方が役立ちそうですが、実家が太いなら大学に行きながらその準備をするでもいいでしょう。
専門学校はそのままその業界に入れるのがメリットですが、いうて、高卒扱いなので、標準的な初任給の上、独立するか、取りにくい士業の免許がないと給与は上がっていきません。
美容師も田舎ならまだ実際に髪が切れるデザイナーになれなくもないですが、都会だとかなり厳しいし、練習と才能、さらにそれらを表現できるコミュニケーション力が必要です。
ネイリストはさらに給与が安く、独立できないなら30代までに転職したり、夜の商売をやったりしないといけなくなります。
ポイントはその職業の年齢構成をしっかり見ることです。
おじさん、おばさんが多いなら経験がものをいう業界だと言えます。