もっとわかりやすい説明が聞きたいと言われたので、コンセプトを簡単に説明してみます。
まず、これは1年間でのS&P500の値動きです。
S&P500はアメリカの大手500社の株価をまとめた株のセットものと考えてください。
一社だけだといきなり下がるリスクがあるので、成長が期待できる会社をセットにして売っているわけです。
この値動きを見て、誰もが上がっている時に持っていて、下がっている時は持ちたくないと考えるはずです。
それを素直に実践するのが恋愛モンスター投資術です。
この全体的な値動きを
地合いとか市況と呼びます。
どんな成長株でも、株の市況が悪ければ、機関投資家は債券などで運用しようとするので、上がりは悪いわけです。
米国株全体から資金が撤退している時期に勝負しても仕方ない。
だから、その時期はオールキャッシュにします。
これなら、仮に大暴落が来てもノーダメージです。
逆にイケイケどんどんの時期はどうでしょうか?
投資家はリスクを取りにきます。
新興企業の上手くいくかどうかわからないようなところでもアホみたいにお金をぶち込んできます。
それがグロース株全体に押し寄せます。
この時期は4~5日に一回調整と呼ばれる利確で株価が下がる日もありますが、基本的にぐいぐいと株は上がっていきます。
つまり、下図のようにピンクの時期に株を買って、緑の時期にオールキャッシュがリスク最低で、ハイリターンが狙えるわけです。
すると、疑問点は二つに集約します。
- どうやって、ピンクと緑の時期を見分けるか?
- ピンクの時期にどの株を選べばいいのか?
ここで一月に20%上がったことがある株に注目します。
しかも、ミネルヴィニという米国投資チャンピオンシップで優勝した人が提唱している成長株の条件に乗ったものから選びます。
投資家がいざお金を入れようとした時に真っ先にお金を入れる株であり、真っ先にお金を引く企業の株でもあります。
つまり、真っ当な企業で投資家のお金の出入りが最も敏感に反応する株とも言えます。
そこでやるやり方ですが、4営業日の値動きの平均値がマイナス5%の企業が15~20%を越えたらオールキャッシュにして防衛します。
逆にマイナス株が20%を下回る。つまり、正統派成長株の8割以上の株が上昇しているなら、買い時であり、攻め時です。
この2週間ちょうどそんな上がり調子の時期だったので、初日に条件に合った企業がどれだけ株価が変化したかが下図になります。メーリングリストに初日に挙げていた銘柄を三つに分けて載せています。
個別のどの株が良いとはわかりません。
もちろん、今ならAI関連がいいはずだというファンダメンタルズで選ぶ方法もありますが、ファンダメンタルズだけで勝ち続けることは不可能です。なので、自分は上から流して分散させる方法をとっていますが、どれを買うかはそれぞれの人が好きにすればいいでしょう。もちろん、ファンダメンタルズに頼って決め打ちでも構いません。それくらい確実に上がっていくからです。
メーリングリストでは攻める時期なら毎日市場が閉じた後に次の営業日に向けて、前日調子の良かったリストを配っています。
全米3000銘柄のうち、市況の鑑定に400銘柄を使い、条件に全て合うのは220~250銘柄と一杯ありますからそこから各人の考えで選んでいけばいいでしょう。単純にQQQ、VTI、VTといったETFを買うのも手ではあります。
ちなみに同じ11営業日でETFがどれだけ上昇したかは以下のようになります。
VTI 3.11%
VT 3.09%
SPY 2.69%
QQQ 3.75%
自分が3.85%でした。手数料が0.55%乗っているので、上のETFと比較するならプラス0.55%で4.4%になります。
米国セクターETFパフォーマンス📊
— モモ@投資ブロガー (@momoblog0214) June 18, 2023
1年、3年、5年、10年も作りました😆
ハイテク最強ってことでOK😎❓
(たぶん違う😇) pic.twitter.com/3bGxMmhAnP
ちなみにそのほかのETFだと以下のようになります。
あとから見ればわかりますが、VISやVCRを選べるのかというとなかなか難しいでしょうし、1年間の動きを見ればなおさらです。これらをガチホールドできるでしょうか?
いつが上がりだしで、いつが下がりだしかも判定は難しいでしょう。
情報技術VGT 3.64%
資本財VIS 4.48%
一般消費財 VCR 5.43%
S&P500 VOO 3.04%
通信 VOX 2.94%
ヘルスケア VHT 1.40%
素材 VAW 3.69%
生活必需品 VDC 1.43%
金融 VFH 2.40%
エネルギー VDE 1.39%
公益 VPU 3.02%
不動産 VNQ 2.39%