子供が20歳くらいになってから離婚した男性から相談を受けているのですが、再婚したいと言ったかと思ったら、いや、結婚は恐ろしくてできないと、行ったり来たりの相談を受けるわけです。
で、その結婚したくない理由が若い時には考慮されないことなので、紹介しておきます。
一つは借金です。その相手の女性が持っていることもあるし、実家が借金していることもよくあるようです。その人は医者なので、相手も医療関係者だったりすることが多いのですが、病院を建てるのに個人クリニックでも、2億から10億くらい必要なので、それだけ借金を抱えていることがありがちなのです。借金がある方が税金も安くなるし、儲ける仕組みとして大きく作った方が集客効果があるからです。
問題は借金があるのかないのか、あったとしてもどれくらいあるのか、その相手がそれをどの程度返さないといけないのかが結婚する直前まで隠されていることが多いというわけです。一応、キャッシュフローはあるわけです。だから、見かけ上儲かっているように見えるし、借金はこちらで返すので大丈夫ですとは言われても、遺産相続には借金もついてくるので、それをどうするのかという問題がやがてきます。
借金はまだ逃げられたり、なかったりしますが、もう一つは絶対についてきます。それが老人介護です。40歳の人の両親は平均的にみてすでに65歳オーバーです。老人病院で見かける年齢は色々ですが、75歳くらいから普通に増えてきます。結婚して10年で介護問題が自分の分も含めて4件も連続して起こりうるわけです。
大きな都市になると、それだけ金持ちも多く、生活してきたその都会で老後の最後を迎えたいという人は多いわけですが、土地も高いので、どこでもそれなりに高いわけです。金持ちの彼の知り合いは、入居に2人で1億円、さらに月々2人で200万払った上、食事は冷凍食品だぞとやや大げさに言っていましたが、都会だとその半分か1/3くらいはかかるでしょう。
じゃあ、家で面倒診るのかとなると、その年齢で赤の他人だった人の親の下の世話はしたくないでしょう。介護サービスを頼むにしても、20~30万はかかります。
田舎の地方だと、補助金が出て住民なら月々13万程度で病院から老人介護施設まで全部スライドしてみてくれるところもありますが、これからの財政難を考えるといつまで続くかは未知数です。
40歳だと子供が欲しいかどうかに目が行きがちですが、親の問題が一番大きいんですよね。逆にいうと、そこをクリアしておけば、結婚の話は進みやすいということです。とはいえ、35歳越えたら、結婚できる人は10%くらいしかいないのですが。
ちなみにその条件で結婚できている人の特徴をクラブで短く書いておきます。
IBJのサイトによると、35歳を過ぎた男性が5年以内に自力で結婚できる確率は3%。女性においては、2%という結果だそうです。
更に40歳を過ぎると、男女共に自力で結婚できる確率は0.5%以下になり、45歳以上になると0.1%を下回り、最終的な生涯未婚率は20.1%で5人に1人。女性は10.6%で10人に1人は一生涯独身で過ごすと発表されているそうです。
続きはクラブで