ちょっと脱線してしまいましたが、話を戻します。
居心地のよさ判定って、結構大事なんだけど、実は3段階あります。
具体的には、セックス前と後と結婚後です。なので、結婚後はおいておいて、まずはセックスのプレ判定とポスト判定に分けて考えましょう。
その扱いはちょっと複雑なので、さらに恋愛テンプレ脳と恋愛モンスターで分けて考えてみます。
恋愛テンプレ脳は50時間の壁の前に付き合うことが決まってしまっていて、セックスもその前にしてしまっていることが多いです。
セックス前とセックス後では女性の態度は大きく変わってきます。
セックス前は男の気持ちが一番高まっている時期ですから、女性の態度に比例して、男性の乗りもよくなります。
つまり、男は女に合わせようと、多少無理をするし、女も嫌われまいとテンションを上げている時期です。
本当の自分をさらしていないので、この時点での判定はほとんどが偽陽性です。
さらにセックス後は、女の独占欲(自分にコミットを確定してもらう欲求)が一気に噴出して、嫉妬、ヒステリーのリミッターが解除されてます。
逆に男の方も、最大の目的を達しているので、女性に合わせようというモチベーションは下がっています。
本来は合うかもしれない二人ですが、男の乗りが悪くなる → 女の機嫌が悪くなる → 男の乗りがますます悪くなる → 女の機嫌がますます悪くなる の負のスパイラルに入って、そのうち、別れたりします。3ヶ月や半年で別れるのはこのパターンです。
これは、セックスする前の偽陽性の関係を基準に互いに判定しているのが原因です。
で、結婚する場合、男はたいてい結婚することを決めてからアプローチしているので、目標が結婚に設定されている分、結婚まではわりと相手に合わせるわけです。
ところが、結婚すると、今度は二人だけの問題でなく、姑や義姉との関係、さらには子供の養育といった別の問題が出てきます。
それらは女性が抱える問題ですが、男性側は別段、新たに発生する案件はないわけです。嫁の実家は、嫁が離婚されたりしないようにそれなりに丁重に扱ってくれますから、別に取り立てて気をつかう必要もありません。つまり、女性サイドのほうにだけより精神的ストレスがかかるのです。
ここで、もう一段階、二段階、女性のヒステリーが増えます。
これが、結婚後の居心地のよさ判定です。この時点で必要なのは、それまで以上に男性が女性にコミットすることなんですよ。
結婚後、尻にしかれるというのは、そのコミット状態を外側からみた表現というわけです。
ここの折り合いが悪いと離婚ということになります。
※この記事は【Q&A 17-32】の答えでもあります。