感染拡大で株が下がったところで米国株を始めて、先週、900万まで含み益が増えましたが、今は700万くらいに落ちています。と、このように大幅に上がったり下がったりするわけです。それというのも機関投資家の動きに良くも悪くも踊らされているからです。
機関投資家とは、要するに金持ちから株式を利用したお金の運用を任された人たちです。
個人投資家がせいぜい1000万レベルのお金で運用しているのに対して、10億、100億といったお金を運用しているわけですし、立場によってはもっと増える場合もあるでしょう。
彼らは利ザヤの一部を手数料としてもらうわけなので、博打はできないわけです。
株の動きを平等に受けるのであれば、1000万が500万になるリスクと、100億が50億になるリスクは同じなわけで、そんな危険なリスクをとることはできません。
つまり、できるだけ失敗しないことが最重要なのです。
そのためには、確実に上がる条件をこれでもかと確認しに行きます。つまり、決算の3条件であるEPS予想、売り上げ予想、前年同期比予想を上回ったうえで、次期のガイダンスを上昇修正するくらいは最低限必要です。
そのうえで、テクニカルに新値を更新してさらに上がっていくことを確認してからお金を入れていきます。つまり、カップwithハンドルを確認してから入れていきます。
そのとき、例えば、株式総額500億の会社に500億をいきなりいれたらどうなるでしょうか?
株価は2倍になります。すると、そこですでに持っていた個人投資家が利確に走って、株価は下がってしまうでしょう。株価の上昇トレンドで相乗りしてくれる人が増えることで株価は増えていくのに、相乗りせずに降りていく人が増えてしまうと自分は損をしてしまいます。
そうならないために機関投資家は毎日ちょっとずつ分けてお金を入れていきます。毎日の上昇トレンドを作ることで相乗りメンバーを増やすためです。
だから、個人投資家もカップwithハンドルを確認した後から参入しても株価は上がっていくわけです。
同じように決算が悪くて売るときもばれないようにちょっとずつ売っていきます。暴落ムードを作ってしまうと、自分も痛手をこうむるリスクがあるからです。
この買うタイミング、売るタイミングを判断する上で決算は非常に重要なわけですが、テンバガー、つまり、10倍になる株を持つためにはその株を持ち続けておかないといけません。
当然、その間には上がったり、下がったりがあるわけです。
上がった時に売って、下がった時に買いなおせばさらに儲かりそうに感じますが、実際は、利確した時点でその利益の20%の税金が日本だと発生するし、さらに手数料もかかります。
しかし、途中で売って買いなおすときに売った時よりも下がっていて、手数料を安く見積もれる金額で運用しているなら、確かに儲けは増えるわけです。
それを配慮したうえでどうしたらいいのかについてクラブで考えてみます。
続きはクラブで。