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 何々家の子孫という血脈にどんな意味があるのか

自分は菅原道真の血を引いているのですが、この誰々の子孫にどれだけ意味があるのかを考えてみましょう。

 

菅原道真の誕生日は845年8月1日とされています。2022年まで1177年の差があります。仮に30年ごとに次の世代になったと計算しても39世代経ています。

 

次の世代の再生産効率が仮に2だったとします。つまり、その世代から次の世代で2倍に人が増えるとすると、その子孫の数は、5497億人になり、そうではないことがわかります。

といっても、0.8人だと0人になり、1以下ではダメなわけです。1.1で41人。1.2で1225人。1.3で27784人。1.4で50万人。1.5で737万人なので、1.1-1.4くらいの間というのがわかります。

 

人と人の顔は全て違って見えますが、それは遺伝型が違うからです。例えば、ゲノムの一塩基変異の数だけでも200万くらいあることが知られています。一塩基はA, G, C, Tのどれかですが、実際はAかGという風に2択の変異であることがほとんどです。他にも変異の種類はあるのですが、仮に200万で2択した場合のバリエーションはもう計算できないくらいの数字なので一卵性双生児以外で変異が同じというのはほぼないし、同族結婚していると奇形児などが産まれやすいのは知られているので、基本的に偶然でしか起こり得ないし、それもほぼ無理ということです。

 

ということは、200万近い塩基で、右か左かを39回繰り返しているようなもので、何らかの影響が残ることはほぼないわけです。

 

ただ特定の地域に住んでいる人たちがその中でだけ世代交代していると、ある種の特性は世代を越えてもキープされます。例えば、欧米人に比べて、身体の小さいアジア人に多い変異というのもあるでしょうし、中には日本人なら全員Gという変異もあります。

 

その結果、じゃあ、日本人同士どれくらい似ていて、どれくらい違うんだとなりますが、一部の一塩基変異をピックアップして比較すると、その一致率はだいたい40-80%になります。

日本という地域特性の影響もありますが、元々の多様性から考えると意外と高い数字になります。

 

恋愛では遺伝的に違ったもの同士が惹かれ合うといわれることもありますし、逆に似たもの同士の方が理解し合えるという考え方も出来ますし、遺伝の影響って意外と当たっていると感じることもあるのですが、恋愛に関しては、根気よく相手のことを受け入れていくことが一番大事ですね。

 

さて、タイトルの件ですが、遺伝的に親の影響は約1/2は確実に受けるわけです。その次の世代だと1/4という見方も出来ます。39世代だと1兆分の1くらいになり、認知不可能レベルですね。

 

環境の影響が半分以上というのもありはしますが、持って生まれた才能というのは、ほぼロシアンルーレットで何が当たりかはわからないわけです。

 

しかし、生きていく中で、自分の得意な能力をどう上手に見つけ出し、それを発揮できる環境をつくるかは意識しておく必要があります。それには、苦手なところは切り捨てる判断も必要になってきます。

 

しかも、得意なところを活かすベネフィットは指数関数的に積算した形で影響してきますから、得意なことで勝負するというのは結果的に生産性も高くなるわけです。

 

今、自分は自分の能力を好みも含めて、最大限活かせる環境にいるのか、というのは人生の決断の上で一番のプライオリティーになるでしょう。