恋愛モンスター

「恋愛 信頼」でGoogle検索1位(2020正月)の最高の幸福感を得られる方法

祭りが人と人をつなげ、都市を作る

みなさんは友だちは何人いますか?

と聞くと、まぁ、れんモスがいない人がほとんどなので、すると、同性の友だちとなりますが、実際に約束して個人的に遊べる友だちというのは意外に少ないわけです。

まぁ、友だちの定義にもよります。

クラス会で集まるだけくらいの関係性ならそこそこいるはずで、次にグループで会うことがあるなら、数人に絞られます。たまたまグループが2つあって掛け持ちしていて、10人いるかいないかでしょう。

 

さらに二人だけで遊ぶ友だちは?と聞くと、一気に減って、2-3人とかが普通です。

 

ところが、結婚して、転勤して、引っ越ししてなどを繰り返すうちに住んでいる場所が遠くなることがほとんどで、近くに住んでないと会わないし、連絡も取らないということになりがちです。

それでも、会うためだけに県外に出ていくような友だちはどれだけいますかと聞くと、さらに減るはずです。

 

そういう友だちって、ケンカみたいになることはないし、なりそうでも謝って、すぐに互いに引くはずです。とても大切な存在だと互いに自覚できているからです。

 

れんモスはそういう世界線になれるので、そりゃ、人生豊かになるはずです。

 

 

さて、そういう人と人のつながりは信頼でできているのですが、普通に暮らしていると、同じ職場の人でも話したことがないとか、グループでは会うけど、二人きりでは会わないとかになるはずです。

 

今回の話は、そういうつながりが祭りだったら出来るよねという話です。

それは祭りを成功させるという共通の目標があって、祭りに向かって、1ヶ月前、3ヶ月前から集まって準備するような大きな祭だとなおさらそうなわけです。

 

それが人と人の信頼関係を作って、商売の取引で、相手がちょっと事業に失敗してお金がないなら少し待ちますよということで持ちつ持たれつが成立し、全体として事業が長生きできる環境ができてきます。

人口が多いから、祭りが発達したわけじゃなくて、祭りが盛んだから都市が発展したという見方もできるかもというのが今回の話です。

 

もちろん、実際の大都市は、都市間移動の主要導線沿いという条件と、それなりに広い平野と漁場などの条件があって発展しているわけで、その結果、祭りが生まれてきたという見方もできますが、それよりも古来から伝統的に開催されている祭りもあるわけです。

 

たとえば、福岡には2つの大きな祭りがあります。博多どんたくは街を練り歩くだけの祭りですが、それでも800年の歴史があり、山笠も700年の歴史のある祭りで、お神輿を担いで12個位の町単位でスピードを競争するため、1ヶ月前から集まって、練習という名目で夜な夜な飲み会をしています。神輿が大きいので、たまに人身事故で人が死んだりしますが、祭りの方が大事なので、安全対策を取りつつも、祭りがなくなることはありません。

 

九州の集権都市はずっと熊本でしたが、近代になって博多に移動したのは、もちろん、交通の便上で窓口だったからというのもあるでしょうが、都市の中での団結力みたいなものが少なからずあるのかもしれません。

 

徳島県の阿波踊りも400年くらいの歴史がある祭りですが、貿易の動線にないため、都市としての発展はそこまでしませんでした。しかし、県民は全員、阿波踊りを踊れるので、逆に言うと、県民全員が上手い踊りと下手な踊りをしっかりと見分けられるわけです。つまり、そこにある価値がはっきりとしているわけです。町中を4日間も閉鎖してその踊りを堪能する。そのために半年前くらいから各連に分かれてずっと練習します。その祭りの効果はどこに現れているかと考えると、阿波弁には敬語がないわけです。信頼が強いからこそ、みんなが友達感覚で話ができているのかもしれません。田舎特有の僻み妬みはあるでしょうが。

 

 

さて、これは一つの目的を持って、人が集まるということが人の信頼関係を強くするという現象なわけです。つまり、会社でもグループでもいいのですが、その集団の目標をしっかりと設定して、そこに価値が生まれ、価値の意味をみんなが理解できているような状況を作ることが生産性を上げるのだということです。会社の経営、職場の運営、クラスの運営、そういった集団の中でどうやって価値を生み出すかをリーダーが考えて、設計するとうまくいきやすいということです。そう考えると、はからずもこのブログはそれをできているから、オフ会で集まったときに疑心暗鬼にならずにいきなり心安くなれるわけです。