恋愛感情は自分が勝手に期待している存在しない相手に対する幻情(げんじょう、造語)なのですが、それがリアルにつながっているように感じるのは独占欲、所有欲のせいです。
そのため、振られたり、相手が他の人とくっつくと手に入らなかったという意味で落ち込み、逆にその相手と付き合ったり、結婚しても、今度は男性ならヒステリーを浴び、女性の場合はそのヒステリーの原因となる不満にさいなまれます。
それでも、付き合いたいとか、結婚したいというのは、相手が手に入ったという所有欲が満たされた状態が満足できる状態だと認識しているからです。
しかし、所有欲は手に入っていないから、出てくるわけで、手に入ったと思ってしまうともうなくなります。つまり、論理的に異性のパートナーは一人手に入った時点で所有欲ゲームは終了しているのです。しかし、それでも、人は手に入っていないものを欲しがりますから、結婚しようが恋愛感情は出てきます。特にそれは所有欲として出てくるんですよね。だから、浮気して、離婚して、その相手とくっつこうとしても、一度付き合った時点で所有欲が満たされてしまい、すぐに別れるという例がかなりあります。
そのまま結婚する場合は、元の配偶者との関係がかなり悪くて、かつ、その浮気相手との関係が長いれんモス期間を経てという長期間の関係である場合だけでしょう。
恋愛モンスターは振られる精神的ダメージを減らし、所有した満足感以上の満足度を与えてくれますが、直観的にはそれを理解できません。それは恋愛モンスターが論理であり、恋愛感情が情動だからです。恋愛感情の方が旧脳で発生し、論理は大脳新皮質で処理されるからです。
そこで必要になるのが鈍感力です。処女性を上げる空気を読まないにも通じるものです。
具体的にどう考えるかというと、恋愛モンスターの方が恋愛的にも利得が最大化されるのに、なんで、この恋愛感情はでてくるんかなと、この無駄な恋愛感情はバカなんじゃないのかと客観視して、その情動に意識的に鈍感になることです。
結果はいろいろです。れんモスとしてうまくいく場合もあるし、相手が恋愛テンプレ脳で離れていくこともあります。しかし、離れていくのは相手の処女性が低かったからだと、だから、ジョジョの法則が働かなかっただけだと考えれば、そこにこだわる必要はないということです。というのは、処女性が高い相手とのつながりが人生をより豊かにしてくれる、楽しさを倍増してくれるからです。
つまり、恋愛感情に鈍感になり、論理的な正解を何も考えずに信じるということです。
もう一つは手に入ることの意味が何なのかということです。
手に入るというのは相手のことをそのまま受け入れ、理解するということです。決して、自分の思い通りに相手が振舞うことではありません。自分の思い取りに振舞うというのは自分と付き合うことも含まれます。
自分のことをそのまま受け入れ、理解してくれる存在というのは母親もそうですが、一番落ち着けて、安心できる存在です。
そういう関係がたくさんあることが、一番楽しいわけです。ただそれも体験してみないとわからない面もあるから、まずは何も考えずにその状態を目指しましょうという鈍感力はあった方がいいでしょう。
さて、クラブでは夫婦での鈍感力について説明していきます。
続きはクラブで