スポーツ、経営、研究、政治、ゲームなど、どんなジャンルでも上には上がいるわけですが、世界トップレベルというのも当然あるわけです。
何百億というビジネスを動かすところで働いていれば、細かいところよりもそのお金をどう動かすか、どう効率よく人を配置するかといったノウハウや見分がたまるわけです。
例えば、あなたにいきなり1000億円予算もつけるし、好きなだけビジネスパートナーもつけるからとりあえず、1年間で1100億円にしてみてと言われてできますかね？年利10%なので、ビジネスとして失敗しなければそこまで無茶な目標ではないですが、投資するにしてもどこにどう投資したらいいかなど不安がたくさん出るでしょう。
でも、普段から500億、600億のビジネスを回していれば、じゃあ、とりあえず、あそことあそことあそこに入れてみようかとそれほど不安なく行えるはずです。
世界トップレベルというのは、別に世界トップレベルに優秀な才能が必要なわけではなくて、それに対して興味を持つ姿勢と、それらを動かせる環境が大事なわけです。
やっているのは、一人の人間ということに変わりはないので、取り立てて絶対不可能なミッションではなくて、むしろ、何を考えなくて良くて、何を考慮しないといけないかの知識が一番重要であり、さらにそれらに慣れているということが大事なわけです。
そうやって、目線が世界レベルであれば、やらなくて良いことがずいぶんとすっきりはっきり見えるわけです。
人生をできるだけ長く感じるように生きれることが一つの成功であるわけですから、できるだけ早く世界レベルの視線をもって無駄なことを一切しないという姿勢も一つのアプローチとしてはありです。
ただし、同時に無駄、無謀、無理なことへの挑戦も大事です。その経験があればこそ、ぎりぎりのところがどこなのかを肌感覚で得られるからです。
