恋愛モンスター

「恋愛 信頼」でGoogle検索1位(2020正月)の最高の幸福感を得られる方法

家という概念が人生を縛ると同時に豊かにする

家という概念が人生を縛ると同時に豊かにする

たまたま昨日流れて来たツイートです。

40代既婚男性
・40代の今は子どもがいないメリットが最大化されている時期だが、今後デメリットが大きくなる
・子どもがいないと「未来の時間=自分が死ぬまでの時間」でしかない…

40歳の出産率はわずか10%

 

家紋がある家というのは割とあるはずで、昔は本家、分家の概念も強く、家によっては、跡目争いを避けるために男子が生まれたらそれ以上子供は作らないというところもあります。

 

昔は避妊具もなかったので、そういう家はその後、妾を作っていたのかもしれません。

また、その嫡男が事故や病気で死んだ場合は分家が後を継ぐことで血の入れ替えや家督の安定化をはかっているようです。

 

さらに家によっては、分家それぞれに役目があり、経済活動や生活インフラで困らないようになっているところもあるようです。

 

つまり、家で代々する仕事が決まっているわけです。

 

自分の場合、昨日も子供に医者になって欲しいんですかと聞かれたのですが、そんなことは願ってもないし、いうこともありません。生まれた時から医者になることは決まっているので、いちいち言う必要もないわけです。家の成り立ちを聞けば、自分が医者にならないといけないのは決まっているからです。その上で人生の自由度をいかに拡張するか、それは各自に任されています。

 

親が事業で成功したから、その後を継ぐでは、2代目3代目でダメになることが多いわけです。それは最低限、その家で何をしていくかの歴史と重みがないからです。最低限守らないといけないことがふわふわしているからです。


たまたま昨日、どうする家康で、信長の家康に対する「乱世を鎮めるよりも安寧な世を治める方が遥かに難しい」というセリフがあったのですが、それでも、家康は亡き妻の願いを叶えるために天下人になってそういう社会を作っていくという解釈のドラマをしていました。結局、そこから200年、徳川幕府は続くので、やはり、最初の家康の思いはそれだけ続いたという見方もできます。


5代将軍による生類憐れみの令は動物すらも殺してはいけないという法律ですが、あれのおかげで、刀の切れ具合を試すために辻斬りで人斬りをしていたのが無くなったわけで、まさに平和な世にする大改革だったわけです。


将軍という家の役割を引き継ぎつつも、その中で自分なりのやり方を試していく。家という制限があるからこそ、その中で最大限やりたいことを模索する。

 

代々続く家系の中で自分が何をなすべきなのか、ご先祖様に恥じないように、同時に子孫たちにやる気と刺激を加えるように、やりきれるかどうか。自分の人生は自分だけのものではなく、脈々と続く家系の中での一つのストーリーでしかないわけです。

 

死ぬことに対する恐怖よりも、やりきれないことに対する恐怖の方が強いくらいです。

 

なすべきことというのは、世界の歴史、日本の歴史という大枠もありますが、家の歴史というポジションがスタート地点としてあることが、継続性、覚悟、諦めることの選択などで大きな指針や支えになるわけです。

 

そんなものはないという人も多いでしょうが、日本には古来から、墓参り、お盆、お彼岸、節目での法要と結婚式や出産祝い以上に何度も何度も過去の人への報告の場があります。天皇制を維持していることもそうです。

 

戦時中に特攻していった若者たちもある意味、そういう文脈で自分の命を捧げているはずです。


ご先祖に対して、自分は何を為すべきかという視点を持てれば、迷いはなくなっていくということです。